妊娠20週の時にかかった腎盂腎炎の記録の続きです。
▼▼▼前回の記事▼▼▼
腎臓内で作られた尿は、同じく腎臓内にある腎盂というところにいったん集められ、そこから尿管を通って膀胱に運ばれます。
その尿がいったん集められる腎盂というところが炎症を起こしていました。
妊娠中、子宮が大きくなり尿管が圧迫されることが原因で、腎盂腎炎になることがあるようです。
同じような思いをしている妊婦さんに励ましを届けられたらと思い、妊娠中に腎盂腎炎にかかってから症状が落ち着くまでを記事にしました。
不安な思いをされている妊婦さんを少しでも励ますことができると嬉しいです。
症状が悪化し入院まで
腎盂腎炎 3~4日目
痛み止めを飲んだら痛みがなくなって大丈夫、というわけではありませんでした。
痛み止めを飲む間隔を4時間以上あけないといけないのですが、4時間経つ前に痛み止めが切れてしまい痛みに耐えないといけなかったり…普段飲んでいるロキソニンと比べたら効き目が緩やかなので、痛い時間も結構長かったです。
腎盂腎炎 5日目
通院日。血液中の白血球数が下がっていて、薬が効いてよくなってきているとのこと。
でも腫れが引くまでにはまだ時間がかかりそうで、また抗菌剤と痛み止めを1週間分処方してもらいました。
次回の通院は1週間後。
腎盂腎炎 6~7日目
引き続き処方してもらった薬を飲んでいましたが、なぜか症状が悪化。
もともと錠剤を飲むのが苦手な私にとって、抗菌剤と痛み止めで1日7〜8回、大きな錠剤を飲まないといけないのはなかなかの苦行…。
そして飲むのが下手なのでしょっちゅう喉につかえて薬を吐き出しそうになったり、そのまま直前に食べたごはんを吐いてしまったりしていました。
そんな感じだったので栄養や水分が足りず、薬を飲んでいたのに悪化したのかもしれません。
腎盂腎炎 8日目 (入院1日目)
あまりに体調が悪かったので、通院日はまだですが病院に行くことに。
血液検査をすると、前回よりも悪化してました。。
・抗菌剤と痛み止めの錠剤を1日に7~8錠飲むのが辛い
・ごはんも水分も十分に摂れていない(体重約2㎏減)
・腰の痛みがひどく、1人では点滴に通えない
という状況だったので、入院して治療することにしました。
入院だと抗菌剤は点滴で入れてもらえるので錠剤で飲むのは痛み止めだけ。
栄養と水分も点滴で入れてもらえるので、栄養状態も今よりはよくなるはず。
午後からさっそく点滴をしてもらいました。
腎盂腎炎9〜11日目 (入院2~4日目)
腎盂腎炎にかかって8~12日目までの5日間、入院しました。
点滴してもらったのがよかったのか、病院で出るごはん(おかゆと消化のいいおかず)も完食できるようになりました。
入院して4日目にはそれだけだとお腹がすくようになって、順調に回復していることを実感。
ただ腰の痛みだけは変わらずひどく、退院する日(入院5日目)まで痛み止めが切れると動けない程度に痛かったです。
痛み止めが切れた時どれくらい痛いかを確認するため、痛み止めを飲まずに耐えてみたりもしましたが、耐えられるけど仕事中にこの痛みを耐える自信はないな…というレベル。痛み止めを飲んでも効くまでに時間がかかります。
そのため入院中は、もし退院できても痛みがひどいままだったら普通の生活は送れないかも…と、不安で不安で仕方がありませんでした。
腎盂腎炎 12日目 (入院5日目/退院日)
入院5日目の朝、血液検査の結果がよければ退院することになっていました。
検査結果をみると、よくなっていましたが先生に言われていた数値までは下がっていませんでした。
でも食欲も戻ってきて体調はよかったので、退院して自宅療養して様子を見ることにしました。(退院する気満々だったので早く帰りたくて…)
この頃には病院のごはんを食べても1時間後にはお腹がすいているくらい、食欲も胃腸の調子も戻っていました。
心配していた腰の痛み、前日までは痛み止めが切れると耐えられない痛みだったのに、退院する時には「痛み止めが切れても痛いけどじっとしていれば何とか耐えられそう…」という程度になっていました。
退院するかどうか決める時に1番心配だったのは
退院した翌日から痛みはどんどん引いていき、痛み止めを飲まなくても普通の生活を送れるようになりました!
私の場合、腎盂腎炎で1番ひどかったのが腰の痛みだったので、痛みが治まってほんとーーーにほっとしました。
腎盂腎炎 その後
退院して数日間抗菌剤を飲み、妊娠中にできる治療は終了しました。
これからは2週間~1か月に1度の通院で、また痛みが出たら受診するようにとのことでした。
根本的な原因を取り除いたわけじゃないので、根本的な治療のできない妊娠中は再発のリスクがありますが、現状は普通の生活を送れています。
妊娠中のトラブルは人それぞれ。油断しないことが大切!
妊娠中のトラブルは人それぞれです。
妊娠・出産に関する本に「よくあるトラブル」が書いてありますが、実際に妊娠すると「よくあるトラブル」ばかりではなく、「まれにあるトラブル」もたくさん起こります。
私もハイリスク妊婦ではないこともあり、妊娠したら出産まで大きなトラブルなく順調に進んでいくものだと思っていました。
まさか腎盂腎炎で入院することになるとは…夢にも思ってませんでした。
妊娠中は「自分は大丈夫」と思わず、油断しないことが本当に大切だと、腎盂腎炎を経験して感じました。
体調がいいと、つい普段通り動いたり無理をしたりしてしまいます。
私も腎盂腎炎にかかる直前、仕事が忙しくて結構残業もしていました。
妊娠中で免疫力が低下していたのに加えて、疲労がたまっていたことも原因だったのかもしれないと反省しました。
妊娠中は油断禁物、無理はしない!
元気な赤ちゃんを産むためにも、自分のことを大切にして、マタニティライフを楽しみましょう。