【治療9】腎盂尿管移行部狭窄症による腎盂形成術 術後

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腎盂尿管移行部狭窄症
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2020年12月に腎盂尿管移行部狭窄症の治療のため、「腎盂形成術」という手術を腹腔鏡手術(お腹に数か所穴を開けて行う手術)で受けました。

 

この記事では、手術後1日目から回復までの経過をまとめました。

これから手術を受ける方の参考になれば嬉しいです。

 

 

術後1日目 いろんな管がはずれる・立てるようになる

朝6時に看護師さんが来てくれた時に、耳につけられていた酸素濃度をはかる機械、心電図、フットポンプがはずれて自由度アップ!

周りが管だらけだとゆっくりできないし、フットポンプもシュコシュコうるさいし、はずしてもらえて嬉しい(^^)

 

基本的にベッドに上でじっとしていれば痛くなかったです。

術後すぐに座薬の痛み止めを入れてもらったけど、痛み止めが効いているであろう時も痛み止めが切れたであろう時も、どちらもじっとしていれば痛くなかったです。

じっとしていれば痛み止めなしでも痛くないし、痛み止め飲んでいても動けば痛かったので、その後痛み止めはもらいませんでした。最初の痛み止めも入れなくてよかったかもしれないです。

 

帝王切開の時は痛み止めが切れたら即入れてもらっていて、産後2日目の夜まで痛み止めを使っていたので、この時点で帝王切開よりも痛みがかなり少なくびっくりしました。

 

術後痛みで辛かったのは、くしゃみや咳をした時に激痛が走って死にそうになることです。笑うのも同じく死ぬので、お笑い番組など絶対に見られません。

でも術後は全身麻酔の間ずっと気管挿管されていた影響でのどが痛かったので、のどの違和感を解消するために咳をしたくてたまらなくて。

まともに咳をしたら激痛で死んでしまうので、激痛が走らないように気を付けつつ咳をしてました( ;∀;)

 

術後1日目のお昼から食事が出ました。

お腹がびっくりしないように固形物はなく、おもゆやスープからスタート。

帝王切開や手術の体験談をググって読むと、術後にお腹がすいて早くごはんが食べたかったとか、術後の久しぶりのごはんがめっちゃおいしかったとか、よく見ます。

でも私は産後も今回もまったく食欲がなく、全然食べられませんでした(T_T)

産後は痛み止めの影響か胃が痛くなったし、今回も少し食べただけで気持ちが悪くなってしまいました。術後食事がとれないと、すごく不安になるので、食べられる人がめちゃめちゃうらやましいです(*_*)

夜も、昼よりは食べられたけど半分以上残してしまいました。。

 

午後に看護師さんに見てもらいつつ、立ち上がるところまでやりました。

スムーズに立ち上がれて、普通に歩けそうだったけど、今日は立ち上がるまでとのこと。尿道カテーテルを早くはずしてほしいから歩きたかった…。

帝王切開後との違いは、帝王切開の時はベッドのリクライニング機能を使って体を起こすところまでは痛みなくできたけど、そこから背もたれなしでベッド脇に座るところが激痛だったことでしょうか…。ベッドの柵を使ってお腹に力を入れず腕の力で座ろうとしても、どうしても少し力が入ってしまって激痛。そこが地獄でした。

立ち上がる時も、最初はおばあさん並みに腰を曲げないと立ち上がれず、前のめりの姿勢のままトイレに行っていました。

今回はベッド脇に座る時に腕の力を使っても全然痛くなかったし、背筋をまっすぐ伸ばして立ち上がることができました。

やっぱり帝王切開はお腹の下の方を切るから、力が入りやすいのかな?

帝王切開と比べれば全然ラクでびっくりしました。

 

帝王切開よりもラクとはいえ、キズが痛くて寝返りが打てなかったので、夜中に背中が痛くてなかなか寝られずしんどかったです。手術はやっぱり辛いなと思いました。

 

術後2日目 歩けるようになる・食欲が戻る

術後1日目は手術のしんどさを感じて、いつから普通に動けるようになるんだろう?と不安になったりもしましたが、術後2日目は一気に回復しているのを感じることができました!

 

まず昨日と同じく看護師さんに見てもらいながら、歩けるかの確認。

問題なく歩くことができました(^O^)歩くスピードは遅いし、前かがみになるとお腹に負担がかかって痛むけど、問題なく歩けました!

これでカテーテルはずれる!!と思ったら、カテーテルがはずれるのは明日らしく、カテーテル生活続行。

やっと点滴がはずれたのに、カテーテルがあるから歩く時は点滴用のスタンドを連れ歩かないといけなくて残念…。

それでも歩けるようになったので、嬉しくて病棟内の自販機に紅茶を買いに行きました(^O^)術後はささいなことでテンションが上がる(^O^)

 

食事も、朝はあまり食べられなかったけど、昼前に急にお腹がすいてきて、お昼ごはんは完食しました!体調が戻ってきてごはんが食べられるようになると、一気に前向きに元気になれます。

午後も早いうちにお腹がすいてきて、夜ごはんもぺろりと完食。

 

回復しているのを実感すると、気持ちもラクになりました。

術後1日目はテレビを観たりSNSを観たり、何も考えなくていい受動的な娯楽しか受け入れられなかったんですが、術後2日目にしてゲームができるようになりました。

術後すぐはゲームをすると疲れてしまって、あまり長時間できなかったんです。

どうぶつの森と桃鉄にお世話になりました(*‘ω‘ *)

 

点滴がはずれた。歩くことができた。お腹がすいてごはんを完食できた。

術後2日目はどんどん回復していっているのを感じて、かなり気持ちがラクになりました。術後の辛いピークが過ぎて、あとは数日ゆっくり過ごすだけだ!

 

術後3日目 尿道カテーテルがはずれて、自由の身に!

尿道カテーテル卒業!晴れて自由の身となりました(^O^)

管が全部はずれたので、シャワーも解禁になりました。3日ぶりのシャワー、めちゃめちゃ気持ちがよかったです。

お腹のキズをかばいつつなので、ものすごくぎこちなかったですが(笑)

お風呂もかなりぎこちなかったですが、顔を洗ったり歯みがきをしたりする時に前かがみになるとキズが痛んだので、前かがみにならず顔の位置を下げるため、がに股でスクワットしながら洗っていました(笑)

だいぶかっこ悪いので本当に個室でよかったなと思いました。

(大部屋でいろんな人に見られる場所だったら恥ずかしくてできなかった)

 

あと、病院内の売店にお茶とおやつを買いに行きました(^^)

自分で自由に買い物できる喜び…出産で入院していた時も、産後初めて売店に買い物に行った時は嬉しくて仕方がなかったけど、今回もすごく嬉しかったです♪

病棟内の洗濯コーナーに洗濯をしに行ったり、無駄に病棟内を1周してみたり、積極的に歩きました。

 

カテーテルがはずれると看護師さんが来る頻度が激減して、ほとんど来なくなるので、部屋でひたすらゲームをしていました(笑)

あとはYouTubeを観たり、ポッドキャストを聴いたり…育児をしなくていい自由な時間をここぞとばかりに楽しみました。

でも回復してくると息子に会いたくなってきて、送ってもらった息子の写真や動画を観て寂しくなったりもしました。毎日育児をしていると大変だけど、離れたらこんなに寂しいんだなあと実感。

 

術後4日目 ゆっくり寝返りが打てるようになる

昨日に引き続きめっちゃ暇なので、シャワーを浴びたりゲームをしたり、ひたすらだらだら過ごしました。

昨日よりはスタスタ歩けるようになってきました。

 

そしてやっと寝返りが打てるようになりました!!

めちゃめちゃゆっくりとですが!

術後すぐは横向きになるとキズが重力に引っ張られて痛いし、内臓が動く感じがして怖かったんですが、術後4日目にして横向きで寝られるようになりました。

うつぶせは怖くてできなかったけど、少しずつできることが増えてきて嬉しい限りです(^O^)

 

そしてキズの治りも問題なく、翌日退院できることになりました!

 

術後5日目 退院

午前中に荷物をまとめて、無事退院しました~!

まだ洗顔はスクワットしながらだし、歩くのもゆっくりでしたが、1日ごとにかなり回復しているのを感じました。

 

退院後は数日、息子ともども義実家にお世話になりましたが、退院して数日でだいぶ動けるようになりました。日ごと回復しているのを感じました。

帝王切開の時はキズを気にせず動けるようになるまでに2か月かかったので、腹腔鏡手術の体への負担の小ささとありがたさを心底実感しました。

 

【その後】術後2週間で普通の生活に戻れた

退院当日は、息子を抱っこするとキズに当たって痛いし、手術前と同じように家事・育児を1人でこなすのはしんどいなーって感じでしたが、退院から1週間(手術からは約2週間)で普通の生活ができるようになりました。

お腹のキズはボコッと盛り上がっていて、ピンポイントに指で押すと痛いけど、触らなければ痛くないので普通に生活できます。

息子を抱っこしても大丈夫!

 

帝王切開の時はキズが引っ張られるような感覚がなくなるまで2か月掛かったので、こんなに早く普通の生活に戻れることに驚きました。

腹腔鏡手術は体への負担が少なく、術後の回復が早いとは聞いていましたが、本当に早かったです。

出産も腹腔鏡手術でできたらいいのに…(無理)

 

腹腔鏡手術のキズは本当に小さくて、私のお腹にはおへそに1つ、おへその下に1つ、おへその上に2つの合計4つのキズがありますが、どれも2㎝以下です。

おへその下のキズは特に目立たなくて、カッターで間違って切っちゃったんだよねーと言われても信じそうなくらい、細くて薄いキズ跡になってます。

今辛いのは、キズ周辺がかゆいことくらいでしょうか(;^^)

 

まとめ

体に負担が少ないといわれる腹腔鏡手術ですが、手術は手術。

体にメスを入れるので術後はもちろん痛かったし大変でした。

 

でも私は腹腔鏡手術で治療してもらえて本当によかったと思っています。

帝王切開を経験しているからこそ、より一層そう思いました。

〈腹腔鏡手術は帝王切開よりラク〉

というと少し語弊がありますが、将来病気になった時に

「腹腔鏡手術で治療できます」

と言われたらすぐに受けたいくらいには、回復が早く体への負担が少ないと感じました。(帝王切開は産後1日目に「これをもう一度やるのは無理…」と思ったのをはっきりと覚えています)

 

あと手術後は毎回「いつ普通の生活に戻れるんだろう」と不安になるけど、1週間経てば痛みはありつつもだいぶ動けるようになります。

「今はじっとしていることしかできないけど、必ず普通の生活に戻れる」

ということを、次に手術を受けることがあれば忘れないようにしたいです。

 

以上、腎盂形成術の術後でした。

記事を読んでいただきありがとうございました(^^)

少しでもこれから手術を受ける方の力になることができれば幸いです。

 

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