「公立小・中・高から東大に合格した3兄弟の母は何をしたのか?」杉政光子
タイトルの通り、東大に合格した3兄弟のお母さんが実際に取り組んでいたことをまとめた本です。
3兄弟とも公立小・中・高から東大合格、というのがすごいですよね。
私は息子に東大に行ってほしい!なんて全然思っていませんが(そりゃ行けるもんなら行ってくれたら嬉しいですが!)、単純に「子どもがみんな東大に行く家のお母さんってどんな感じなんだろう?」と興味がありました。
読んだ感想
読んでみて、このお母さんすごいな…!とひたすら尊敬でした。
お子さん3人とも公立の学校を出ているので、いわゆる「教育費」はあまりかかっていませんが、それ以外のところで手間・時間・お金を存分にかけて子育てされていたのが伝わりました。
もちろん愛情も。
著者の杉政光子さんんは、もともとは東大に行かせようと思っていたわけではなく、親がいなくてもしっかり生きていけるように鍛えようと思って子育てされていたようです。
私も自分の人生をしっかり生きていける力を身に着けてほしいと思ったので、杉政さんの関わり方を参考に息子と向き合いたいと思いました。
これから子育てをする中で参考にしたいこと
これから子育てをする中で参考にしたいことは、なんでも体験させることです。
子どもの興味をもったことは体験させるのはもちろん、小さい頃から図鑑を見せては動物園や水族館に行って実物を見せたり、毎年キャンプに行かせたり、ひとり旅をさせてみたり…
親としてはちょっと心配になってしまいそうなことも、手間暇かけて段取りをして体験する機会を与えているのは本当にすごいなと思いました。
とりあえずキャンプはアウトドア好きの夫に任せるとして、私は私で息子にいろんな体験をさせてあげられるよう頑張りたいなと思っています。
本を読んでさっそく参考にしたこと
恐竜にハマっている息子に図鑑を与え、博物館に化石を見に行った
3歳の息子が最近恐竜にハマり、YouTubeで恐竜の動画をよく見るようになりました。
本の中で、
子どもが何かに興味を持ったら、熱が冷めないうちにそれに関する本を買って渡すようにしていた
と書かれていたのを参考に、我が家でもすぐにきょうりゅう図鑑を買いに行きました。
最初は図鑑を渡してもあまり見てくれませんでしたが、息子の知っている恐竜のページを開いて見せてあげたり、YouTubeを見ながらこの恐竜と一緒だねと声をかけたりしているうちに、自分から見たい!と言うようになりました。
図鑑を見せたら、実物も見せるようにしていた
とも書かれていたので、恐竜の化石が展示されている博物館にも一緒に行きました。
最初は怖がってあまり近寄りませんでしたが、帰る時には「大きいきょうりゅう見たね」と嬉しそうに言っていました。
YouTubeの動画だけでは有名な恐竜の名前とおおまかな特徴しか学べませんが、図鑑には似ている恐竜やその時代の豆知識が載っているし、博物館に行くことで実際の大きさを目の当たりにすることができました。
図鑑を買い足した
恐竜以外にも同じシリーズの植物図鑑、昆虫図鑑、とり図鑑を買い足しました。
暖かくなったら、図鑑で見たものを散歩しながら探したり、公園に見に行ったりしたいなと思っています。
こういう経験を積み重ねて、興味をもったことを深く知るのは楽しいことだと思ってくれると嬉しいなと思います。
終わりに
「公立小・中・高から東大に合格した3兄弟の母は何をしたのか?」は、子どもが頭のいい子に育ってほしいお父さん・お母さんだけでなく、すべてのお父さん・お母さんが子どもとの関わり方を学べる本だと思います。
東大に合格した3兄弟なんてもともと優秀だったんでしょう?と思いながら読み始めましたが、3兄弟の長男が子どもの頃のエピソードはなかなか衝撃的で、本の中ではさらっと書かれていましたがお母さんはかなり苦労されたんじゃないかしら…と感じました。
今はちゃんと自立して働いているそうです。
2023年に初めて療育相談に行き、子育ての悩みの尽きない年でしたが、私は今息子のためにできることをやればいいんだと勇気づけられました。
子どもとの関わり方に悩んでいる方にもおすすめの1冊です。
教育ママもそうでないママも、ぜひ読んでみてください(^^)
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